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精密スピンドル軸受

スピンドル軸受
スピンドル軸受の特徴:

スピンドル軸受は単列のアンギュラ接触玉軸受で、内外輪、玉をソリッドのウインドー保持器内に組立てたものです。不可分割形の軸受で、オープンタイプもあれば、密封タイプもあります。

 
この軸受は、一方向のアキシアル荷重又は合成荷重を受けるのに適している。 玉と内輪、外輪とは 15° 、 25° 、 30° 又は 40° の接触角を持っています、接触角が大きくなるほどアキシアル荷重の負荷能力は大きくなり、接触角が小さいほど、高速回転には有利となります。
 
スピンドル軸受は軸の回転精度の向上や鋼性アップが求められる工作機械の主軸、研削スピンドル等の用途に適しています 。 構造上ラジアル荷重がかかるとアキシアル分力が生じるので、 2 個を対向させて使用するか 2 個以上を組み合わせた軸受として用います。
 

スピンドル軸受通常の接触角は 15° 、 25° です、一般的に、鋼板の打ち抜き保持器が用いられる、接触角 30° 以下の高精度の軸受には、主にポリアミド成形保持器が使用されています。

 
 
軸受の精度:
転がり軸受の主要寸法についての許容差及び許容値並びに回転精度は、 ISO (転がり軸受の精度)に規定されている。許容差及び許容値は、それぞれ項目について定められている。 W D 総合カタログにご参考ください。
 

各国軸受精度の比較対照

規格
精度等級 軸受形式
中国工業規格 (GB) GB 307.1 P0 P6 P5 P4 P2 全形式

日本工業規格 (JIS)

JIS B1514 0級 6X級 6級 5級 4級 2級 全形式
国際規格 (ISO) ISO 492 Normal
Class 6X
Class 6 Class 5 Class 4 - ラジアル軸受
ISO 199 Normal class Class 6 Class 5 Class 4 - スタスト軸受
ISO 1224 - - Class 5A Class 4A - 計器用精密軸受
ドイツ規格 (DIN) DIN 620 P0 P6 P5 P4 P2 全形式
 

軸受内部すきま:

組み合わせアンギュラ玉軸受の初期のすきまもしくは初期予圧量は、組立後あるいは運転時の必要鋼性、精度、運転時の温度上昇を加味して決定されます。

 
 

組み合わせアンギュラ玉軸受ラジアルすきま:

単位:µm
呼び軸受内径 C2 CN C3 C4 C5
d mm
を超え 以下
最小 最大 最小 最大 最小 最大 最小 最大 最小 最大
10 18 3 8 6 12 8 15 15 24 30 40
18 30 3 10 6 12 10 20 20 32 40 55
30 50 3 10 8 14 14 25 25 40 55 75
50 80 3 11 11 17 17 32 32 50 75 95
80 100 3 13 13 22 22 40 40 60 95 120
100 120 3 15 15 30 30 50 50 75 110 140
120 150 30 16 16 35 35 55 55 80 130 170
150 180 3 18 18 35 35 60 60 90 150 200
180 200 3 20 20 40 40 65 65 100 180 240

付注:接触角によって、それぞれのすきまが下表示す隙間グループから選びます。

 
接触角 すきまグループ
記号 角度          
C 15° C1 C2      
A 30°   C2 CN C3  
B 40°     CN C3 C4
 

組合せ:

ラジアル軸受を二個以上組み合わせて対した軸受は組合せい軸受を言います。

組合せの種類:

外輪の正面を合わせた正面組合せ DF 形

外輪の背面を合わせた背面組合せ DB 形

外輪同じ向きの並列組合せ DT 形